珪藻土の時計(洗い出し)
NY23-06 GY / グレー
珪藻土の時計(洗い出し)
NY23-06 GY / グレー
珪藻土の時計第3弾、建物の壁を仕上げる左官職の技法の一つ「洗い出し仕上げ」を用いて製作した時計です。
「洗い出し仕上げ」とは、基材となる珪藻土入りのモルタルに砂利や小石などの骨材を混ぜて塗り、硬化する前に表面を洗い流して骨材を表出させ、それを壁や床の表情として見せる技法です。基材と骨材の素材、大きさや色の組み合わせは無限にあり、様々な表情を作ることができます。
この時計では造園等にも使用される寒水石という純白な結晶質の石灰岩を骨材に使用しており、時計の本体を詳細に見れば、一つ一つ形の違う無数の石が光を乱反射させてキラキラと輝いているのが分かります。
緩やかにカーブする時計の形状は表面に光と影のグラデーションを作り、無数の石の表情を強調します。彫り込まれた時計の数字のエッジを崩すことなく、石の表面を綺麗に洗い出すのはコツがいる作業で、soilの職人の繊細な手作業によって実現することができました。
時計というプロダクトを伝統的な素材と技法を用いて過不足なく構築すること、それこそが今回レムノスが目指したことです。
カラーバリエーションは珪藻土本来の色を活かしたホワイト(秋田産珪藻土)とピンク(能登産珪藻土)、顔料で色を調節したベージュとグレーの4色です。
→ストーリー :vol.22 能登の土、珪藻土
「洗い出し仕上げ」とは、基材となる珪藻土入りのモルタルに砂利や小石などの骨材を混ぜて塗り、硬化する前に表面を洗い流して骨材を表出させ、それを壁や床の表情として見せる技法です。基材と骨材の素材、大きさや色の組み合わせは無限にあり、様々な表情を作ることができます。
この時計では造園等にも使用される寒水石という純白な結晶質の石灰岩を骨材に使用しており、時計の本体を詳細に見れば、一つ一つ形の違う無数の石が光を乱反射させてキラキラと輝いているのが分かります。
緩やかにカーブする時計の形状は表面に光と影のグラデーションを作り、無数の石の表情を強調します。彫り込まれた時計の数字のエッジを崩すことなく、石の表面を綺麗に洗い出すのはコツがいる作業で、soilの職人の繊細な手作業によって実現することができました。
時計というプロダクトを伝統的な素材と技法を用いて過不足なく構築すること、それこそが今回レムノスが目指したことです。
カラーバリエーションは珪藻土本来の色を活かしたホワイト(秋田産珪藻土)とピンク(能登産珪藻土)、顔料で色を調節したベージュとグレーの4色です。
→ストーリー :vol.22 能登の土、珪藻土
商品サイズ・仕様
珪藻土の時計(洗い出し)
品番:NY23-06 GY
サイズ:φ255×d37mm
重量:800g
素材:珪藻土、モルタル、寒水石
*数種の素材を配合し左官職人が一つ一つ手作りしているため、重量には個体差が生じます。
奈良 雄一 / YUICHI NARA
1977年東京生まれ。1999年横浜国立大学建設学科卒業。2000年渡伊。ヴェネツィアでガラス工房、建築事務所勤務を経てデザイン活動を始める。2006年ヴェネツィア建築大学卒業。旅行で訪れた能登の自然と生活の豊かさに触れて帰国を決意。能登島に移住する。2007年能登デザイン室を設立。ローカルな素材や技術を学んで活かし、日々の暮らしを豊かにするデザインを心がけている。デザイン活動の傍ら不耕起地の田圃を借りて米づくりも行なっている。