珪藻土の時計
LC11-08 GN / グリーン
珪藻土の時計
LC11-08 GN / グリーン
藻類の一種である珪藻が海底に堆積し、長い年月を経て岩石となった珪藻土。その珪藻土を使用し、日本の伝統技能である「左官」の技術を用いてつくられた時計です。
立体感のある形状は自然光の中で刻々と陰影を変化させ、時の経過を感じることができます。素材の特性と雰囲気を最大限に生かしたデザインで、木や漆喰で設えた和の空間やモダンな空間のインテリアとしても最適です。
(時計ロゴのSiO2とは、珪藻土の主成分である二酸化ケイ素の元素記号です。)
2016年ゴールデンピン・デザイン賞受賞(台湾)
2024年グッドデザイン賞受賞(日本)
- Designer’s message -
2010年開発当時、レムノスの時計製造のあり方はより地域の素材や技術を活かし環境負荷の少ない方法を取ろうと模索していた時期でした。デザイナーが住む能登地域には珪藻土の地層が多く存在し、古くから産業としてレンガやコンロに利用されてきました。
しかし生産の過程で大量の珪藻土が残材となり廃棄されることが問題となっていました。また、同県内の金沢には城下町で伝統的な町家建築が多く残り、土壁を塗るための左官技術も長らく培われてきましたが、近年はその技術を活かす機会が減り、それに伴い職人の減少と技術の継承が危ぶまれていました。
そこで、珪藻土と左官の技術を結びつけることで、時計として新たな素材の使い途の可能性を開き、さらには技術継承の機会にもなるのではないかと考えました。残材の再利用、左官技術による成形は焼成による熱エネルギーを加えずに済むこと等、環境に配慮した製造方法も魅力でした。
立体感のある形状は自然光の中で刻々と陰影を変化させ、時の経過を感じることができます。素材の特性と雰囲気を最大限に生かしたデザインで、木や漆喰で設えた和の空間やモダンな空間のインテリアとしても最適です。
(時計ロゴのSiO2とは、珪藻土の主成分である二酸化ケイ素の元素記号です。)
2016年ゴールデンピン・デザイン賞受賞(台湾)
2024年グッドデザイン賞受賞(日本)
- Designer’s message -
2010年開発当時、レムノスの時計製造のあり方はより地域の素材や技術を活かし環境負荷の少ない方法を取ろうと模索していた時期でした。デザイナーが住む能登地域には珪藻土の地層が多く存在し、古くから産業としてレンガやコンロに利用されてきました。
しかし生産の過程で大量の珪藻土が残材となり廃棄されることが問題となっていました。また、同県内の金沢には城下町で伝統的な町家建築が多く残り、土壁を塗るための左官技術も長らく培われてきましたが、近年はその技術を活かす機会が減り、それに伴い職人の減少と技術の継承が危ぶまれていました。
そこで、珪藻土と左官の技術を結びつけることで、時計として新たな素材の使い途の可能性を開き、さらには技術継承の機会にもなるのではないかと考えました。残材の再利用、左官技術による成形は焼成による熱エネルギーを加えずに済むこと等、環境に配慮した製造方法も魅力でした。
奈良 雄一
珪藻土の製品は左官職人が一つ一つ手作りしているため、混ぜ合わせた材料を固める際にうまれる色の濃淡などが、模様に見える場合があります。また製品に小さなくぼみやピンホールが見える場合がありますが、これらは素材の特性ですので、ご了承ください。
奈良 雄一 / YUICHI NARA
1977年東京生まれ。1999年横浜国立大学建設学科卒業。2000年渡伊。ヴェネツィアでガラス工房、建築事務所勤務を経てデザイン活動を始める。2006年ヴェネツィア建築大学卒業。旅行で訪れた能登の自然と生活の豊かさに触れて帰国を決意。能登島に移住する。2007年能登デザイン室を設立。ローカルな素材や技術を学んで活かし、日々の暮らしを豊かにするデザインを心がけている。デザイン活動の傍ら不耕起地の田圃を借りて米づくりも行なっている。
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