RIKI CLOCK

名作RIKI CLOCKシリーズの持つ、
機能的で美しい魅力

スタンダードたること、誰もが手に取りやすいデザイン、そして何より”軽やか”な存在であること。時間という概念を日常生活にナチュラルに溶け込ませる、渡辺力氏のライフワークとしての哲学とこだわりを最もシンプルな形で表現した、クロックデザインのマスターピースと言える逸品です。

2004年グッドデザイン賞受賞(日本)
JIDAデザインミュージアムセレクション Vol.6 選定商品(日本)

計器としての機能と
インテリアとしての審美性の両立

大胆ながら基本に忠実な文字盤デザイン、ディティールへの細心の配慮、十分な強度を持ちつつ薄く仕上げられたプライウッド枠体のやさしさ、そして驚くほどシンプルな構造により、計器でありながらインテリアとして際立つ魅力を持った”軽やか”な時計が生まれました。

こだわり抜かれた書体
時分刻み、針との絶妙なバランス

アラビア数字を厳選し、その一つ一つを吟味してあるいは修正し、円周上に配列してサイズとバランスを見、さらに時分刻みの長さ太さ、針の長さ太さを検討し、そして全体の雰囲気を感じ取りながら納得いくまで調整する。
シンプルで軽やかである裏側には、複雑で微妙な作業が積み重なっています。

軽快でしなやかなプライウッド枠

枠体のプライウッドは、楽器製作を長く専門としていた木工職人に依頼し、手工業ながら熟練の技術で正確な円形と仕上げの美しさを表現しています。

細字タイプ:BERNHARD TANGO

文字板上に現れる力学、BERNHARD TANGO 斜体を使った数字列の回転するように流れる力と時分刻みの内外に向かう力の均衡を意識したデザインです。

太字タイプ:CBS

”最も時計に適した”と自負する、極端な細太が特徴のCBS 書体数字を大きく扱い、近くからでも遠くからでも抜群の視認性を誇ります。

ムーブメント、サイズ等
豊富なバリエーション

Φ254・Φ305 モデルは電波時計、Φ203・Φ354 モデルはクオーツ時計です。4種のサイズは多彩な用途に対応し、また使われるシーンを考慮してそれぞれ異なるバランスでデザインされています。

Line up

開発にまつわるストーリーをご覧ください。

Story Vol.18

軽やかさと存在感を
確立したユニバーサル時計

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RIKI Series

渡辺力氏デザインによる
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渡辺 力 Riki Watanabe

(1911-2013)東京高等工芸学校木材工芸科卒業。母校助教授、東京帝国大学(現東京大学)林学科助手等を経て、’49年日本初のデザイン事務所を設立。東京造形大学室内建築科、クラフトセンター・ジャパン、日本インダストリアルデザイナー協会、日本デザインコミッティーの創設に深く関わる。京王プラザホテル、プリンスホテルなどのインテリアデザイン、ヒモイス、トリイスツール等の家具、また壁時計に始まり日比谷第一生命ポール時計などパブリッククロック、ウォッチまで時計の仕事はライフワークとなった。ミラノ・トリエンナーレ展金賞、毎日デザイン賞、紫綬褒章など受賞多数。2006年、東京国立近代美術館にて「渡辺力・リビングデザインの革新」展を開催。