THOMSON PAPER
NY18-15 WH / 絹
THOMSON PAPER
NY18-15 WH / 絹
トムソンペーパーは木と紙の風合いを活かして作った掛け時計です。
文字盤にはマーメイドという名前の紙を使用しています。マーメイド・リップル(人魚の住む海のさざ波)と呼ばれる穏やかな波のような風合いを持つ紙で、時計の枠に使用しているプライウッド、針に使用しているタモ材との質感の違いがコントラストを生んでいます。また、この時計の文字盤は厚紙を打ち抜いてパズルを製作するための特別なトムソン加工の機械で製作しています。トムソン加工とは、薄い鋼の刃物を曲げて木の板に固定したトムソン型という型を用いて、紙や木材を複雑な形状に打ち抜くことができる加工技術です。この型によって打ち抜かれた数字の輪郭は、加工時の圧力によって表面張力のように僅かに丸みを帯びた角を持ち、打ち抜かれた文字盤の数字の中に柔らかな影を落とします。
素材の風合いを活かし、文字盤に立体感が生まれることで、時間を伝えるモノとしての 機能が高められています。
マーメイドについて
製紙工程で織り模様のついた特殊なフェルト(毛布)を用いることで紙の表面に転写される風合いを、フェルトマークと呼びます。デザイナー 原弘氏(1903-1986)の監修のもと1956年に誕生したマーメイドは、国産の機械抄きフェルトマークのファインペーパーです。穏やかな波のようなフェルトマークから「マーメイド・リップル」―人魚の住む海のさざ波―と呼ばれ、1960年代に「マーメイド」として定着しました。
1999年にグラフィックデザイナー 田中一光氏(1930-2002)の監修のもと選定された豊富な色数と厚さ(連量)を誇り、画材やデザイン用紙として、また書籍装丁用紙として幅広く愛用されています。
※マーメイド®は株式会社竹尾の登録商標です。
マーメイドより、プライウッド枠に合わせた優しい風合いの3色をバリエーションとして選んでいます。
文字盤にはマーメイドという名前の紙を使用しています。マーメイド・リップル(人魚の住む海のさざ波)と呼ばれる穏やかな波のような風合いを持つ紙で、時計の枠に使用しているプライウッド、針に使用しているタモ材との質感の違いがコントラストを生んでいます。また、この時計の文字盤は厚紙を打ち抜いてパズルを製作するための特別なトムソン加工の機械で製作しています。トムソン加工とは、薄い鋼の刃物を曲げて木の板に固定したトムソン型という型を用いて、紙や木材を複雑な形状に打ち抜くことができる加工技術です。この型によって打ち抜かれた数字の輪郭は、加工時の圧力によって表面張力のように僅かに丸みを帯びた角を持ち、打ち抜かれた文字盤の数字の中に柔らかな影を落とします。
素材の風合いを活かし、文字盤に立体感が生まれることで、時間を伝えるモノとしての 機能が高められています。
マーメイドについて
製紙工程で織り模様のついた特殊なフェルト(毛布)を用いることで紙の表面に転写される風合いを、フェルトマークと呼びます。デザイナー 原弘氏(1903-1986)の監修のもと1956年に誕生したマーメイドは、国産の機械抄きフェルトマークのファインペーパーです。穏やかな波のようなフェルトマークから「マーメイド・リップル」―人魚の住む海のさざ波―と呼ばれ、1960年代に「マーメイド」として定着しました。
1999年にグラフィックデザイナー 田中一光氏(1930-2002)の監修のもと選定された豊富な色数と厚さ(連量)を誇り、画材やデザイン用紙として、また書籍装丁用紙として幅広く愛用されています。
※マーメイド®は株式会社竹尾の登録商標です。
マーメイドより、プライウッド枠に合わせた優しい風合いの3色をバリエーションとして選んでいます。
奈良 雄一 / YUICHI NARA
1977年東京生まれ。1999年横浜国立大学建設学科卒業。2000年渡伊。ヴェネツィアでガラス工房、建築事務所勤務を経てデザイン活動を始める。2006年ヴェネツィア建築大学卒業。旅行で訪れた能登の自然と生活の豊かさに触れて帰国を決意。能登島に移住する。2007年能登デザイン室を設立。ローカルな素材や技術を学んで活かし、日々の暮らしを豊かにするデザインを心がけている。デザイン活動の傍ら不耕起地の田圃を借りて米づくりも行なっている。