日比谷の時計
WR12-04
日比谷の時計
WR12-04
「重厚な建築にどう対処していくかが問題点だった。建築家の長老松本与作先生(第一生命顧問)、谷口吉郎先生、勝美勝さんからも誉めて頂いた、私の会心作。」
現在も日比谷交差点に立つ、第一生命本社のポール時計(1972)は自他共に認める氏の代表作であり、極限まで切りつめられたシンプルで力強いデザインは、その視認性の高さも合わせてパブリッククロックの手本となりました。40周年を迎えた2012年、パーソナルサイズにリデザインして、新たに「日比谷の時計」としてレムノスのコレクションに加わりました。確かな存在感のある時計です。
現在も日比谷交差点に立つ、第一生命本社のポール時計(1972)は自他共に認める氏の代表作であり、極限まで切りつめられたシンプルで力強いデザインは、その視認性の高さも合わせてパブリッククロックの手本となりました。40周年を迎えた2012年、パーソナルサイズにリデザインして、新たに「日比谷の時計」としてレムノスのコレクションに加わりました。確かな存在感のある時計です。
渡辺 力 / RIKI WATANABE
(1911-2013)東京高等工芸学校木材工芸科卒業。母校助教授、東京帝国大学(現東京大学)林学科助手等を経て、'49年日本初のデザイン事務所を設立。東京造形大学室内建築科、クラフトセンター・ジャパン、日本インダストリアルデザイナー協会、日本デザインコミッティーの創設に深く関わる。京王プラザホテル、プリンスホテルなどのインテリアデザイン、ヒモイス、トリイスツール等の家具、また壁時計に始まり日比谷第一生命ポール時計などパブリッククロック、ウォッチまで時計の仕事はライフワークとなった。ミラノ・トリエンナーレ展金賞、毎日デザイン賞、紫綬褒章など受賞多数。2006年、東京国立近代美術館にて「渡辺力・リビングデザインの革新」展を開催。