essent

機能と素材に本質的に向き合い、
目指したのは新しいスタンダード

デザイナー・北川大輔氏によってデザインされたessentは、「時計」の当たり前を見直すことから始まりました。
時間と分・秒をより自然に、より直感的に読み取れること。そして、こどもからおとなまで誰もが使いやすく、どんな空間にも調和すること。
機能と素材、その両方に本質的に向き合うことで生まれた掛け時計です。

2025年iFデザイン賞受賞(ドイツ)
2025年グッドデザイン賞受賞(日本)

「読む」ためのデザイン
時間と分・秒を もっと分かりやすく

essentでは、1〜12の時間表示に加え、0〜55までの分・秒表示を文字盤に配置しています。さらに、時間を示す数字と時針、分・秒を示す数字と針は、それぞれ色によって緩やかに結び付けられています。視線を向けた瞬間に情報を整理できるよう設計され、使う人に自然な読みやすさをもたらします。
独自に開発したオリジナル書体は、クリーンな印象と高い視認性を両立。
子どもが時計を学ぶ最初の一台としても、大人が日々使う時計としても心地よく機能します。

子育ての経験から生まれた発想

デザイナー・北川大輔氏が着目したのは、自身の子育ての中で感じた違和感でした。
子どもが時計を読み始める頃、「時間」と「分」の関係が分かりやすく示された時計が意外と少ないことに気付きます。
学習用時計のような限定的なデザインではなく、住空間に自然と馴染みながら、誰にとっても読みやすい時計をつくりたい。その思いが、essentの出発点となりました。

印刷の原点から着想した文字盤
紙だからこそ生まれる豊かな表情

essentの魅力は、視認性だけではありません。
文字盤には厚手の紙を採用し、印刷の原点ともいえる凸版印刷の表現から着想を得ています。箔押しと空押しを組み合わせることで、光の当たり方によって繊細な陰影が生まれ、一般的なインク印刷では表現できない奥行きと質感を実現しました。
時計としての情報を伝えるだけでなく、空間の中で静かな存在感を放つ表情豊かな文字盤です。

素材と技術が生み出す美しいバランス

表情豊かな文字盤を支えるのは、シンプルで繊細なアルミ鋳造フレーム。
富山県高岡市に受け継がれる鋳造技術によって生み出された枠体は、薄く軽やかな印象でありながら、時計全体に凛とした佇まいを与えています。紙、金属、光。異なる素材が互いを引き立て合いながら、一つの時計として調和しています。

長く使い続けるために

essentは、流行に左右されない普遍的なデザインを目指して設計されました。
文字盤にはFSC®認証紙を使用し、風防にはUVカットアクリルを採用。さらに、分解や修理がしやすい構造によって、長期間使用することを前提としたものづくりが行われています。

Line up

開発にまつわるストーリーをご覧ください。

Story Vol.28

機能と素材に根本から向き合うことで
生まれた「essent」の魅力とその背景

ストーリーを読む

北川 大輔 Daisuke Kitagawa

2005年に金沢美術工芸大学を卒業。家電メーカーを経て、2015年に株式会社DESIGN FOR INDUSTRYを設立。関わる全ての人とともに分かち合える“喜び“を創り出すことを信条に、家具や日用品から伝統工芸、家電、ロボット、先端技術研究開発、新素材開発、ビジネス開発、都市ブランディングなど国内外・問わず多彩な領域にて、“心地よい革新“という視点のもと、デザイン・クリエイティブディレクションを行う。
GOOD DESIGN AWARD、GERMAN DESIGN AWARD winner、iF DESIGN AWARDなど受賞多数。
http://www.designforindustry.jp/